インタビュー
- 現在所属している課の役割と仕事内容を教えてください。
- プロダクトマネジメント部(商品企画部)の国内向け製品チームで責任者をしています。プロダクトマネジメント部は、製品開発の初期から販売まで、いわば製品開発全てに責任を持ち、開発に関わる各部署の取りまとめをする部署です。コンセプト設計、お客様調査から始まり、設計者や研究開発者と協業しながら商品を作り上げ、どんなメッセージで売っていくのかまでリードします。例えば、実際に試作機をお客様に使っていただきその結果を設計者にフィードバックしたり、意思決定に必要なデータの算出や分析などのマーケティング調査もします。私は開発実務のほか、チームの責任者として、部署内メンバーへの助言や、マーケティングスキルのOJTなど、人財育成やチーム力アップも担っています。
- 仕事のやりがいや面白さはなんですか?
- 商品企画という部署は、相当いろんな部署と関わりを持っているので、本当に信頼関係が大事です。製品発売時には「やっと出たね」「おかげさまです」「いやみなさんの協力があったからですよ」というコミュニケーションがすごく多いんです。
- 自身の成長を感じる時や、役立っている実感を得られる時はどんな時ですか?
- お客様に「この製品最高だね!」と言っていただくときは、まさに商品企画者の醍醐味を感じます。最近はSNSで、お客様の声や評判を直接自分で見にいくことができるんです。それから、ものづくりのプロセスで協業している同僚たちからの感謝。営業の方から「いいものを出してくれてありがとう」「この商品だったら自信をもって売れます」と声を掛けてもらうことも結構あって、そういう時に会社の役に立っていることを実感します。あとはチームメンバーの成長です。チームメンバーが自分のレクチャーしたマーケティング的な考えを持ってプロジェクトを進めるようになったシーンを間近で見て、チーム全体のレベルの底上げを感じました。
- 仕事の大変なところはどんなところですか?
- 仲間にも恵まれ、辛いと思うことはほとんどないですが、大変なことは多いです。まず商品知識。電動工具は職人さん・DIYユーザー向けの商品が中心ですが、とにかく種類や数が多く、最初は覚える事に苦労しました。それから、商品企画という部署は、何でも屋とか、コミュニケーションが得意な部署という立ち位置から、部署間の仲介をお願いされることも結構あります。デスクワークはやれることが前提、かつコミュニケーションスキルや幅広い視点が求められます。
- 工機ホールディングスを選んだ理由は?
- 前職タイヤメーカーでの商品企画経験を活かせること。それから、旧日立工機からHiKOKIへのブランドチェンジ後のタイミングだったので、挑戦し甲斐がある貴重な機会だと思い決断しました。
- キャリアパスについて教えてください。
- 商品企画から設計への異動は、理系の専門知識がないと難しいのであまりないのですが、設計から商品企画への異動は結構あります。設計が1プロジェクトに集中して取り組むのに対して商品企画は複数プロジェクトを並行して動かすため、マルチタスクに強くなります。
- 工機ホールディングスの強みはなんですか?
- 「ユーザーの声をすぐ製品に反映できるところ」です。商品企画とエンジニアが対等な関係なので、マーケットインとプロダクトアウトがミックスしやすい環境です。あとは従業員が本当にみんな真面目。特に工場の設計者は真面目で純粋です。商品企画部のある品川本社と茨城の工場では物理的に距離を越えていい関係が創れていて、チーム力に本当に自信があります。
- 工機ホールディングスへの転職を検討されている方へのメッセージ、アドバイスをお願いします。
- 当社はすごくワンチーム感を感じられて、1つの目標に向かって全従業員が非常にまとまり感のある会社だと思います。環境的にも働きやすいですし、自分がチャレンジしたいと思うこと、積極的な想いやチャレンジ精神がある方は必ず成功すると思いますし、楽しいと感じる会社だと思います。