インタビュー
- 現在担当している仕事内容について教えてください。
- SE(セールスエンジニア)として宇都宮営業所へ駐在し、販売店向けのルートセールスをしています。栃木県南部から茨城県西部のホームセンターや金物屋を担当しています。1日10社前後の販売店を車でまわり、製品の見積りを取ったり修理対応を行います。配属当時は先輩同行が中心でしたが、大体数ヶ月もすれば1人で回るようになります。
- 仕事のやりがいや面白さはなんですか?
- 各社の製品をお客様向けにPRする展示会において、自分がPRした製品をご購入いただけた時に、喜びとやりがいを感じます。普段は販売店の方とのやり取りが多く、電動工具を実際に使うお客様に直接製品を売ることは多くありませんが、展示会では直接お客様と会話し、ご要望や困りごと、使用目的や使った感想を直接聞くことができます。丁寧なヒアリングによりご要望を正しく把握できれば、要望に沿った製品を提案できるため、販売にもつながります。こういう場を通して、ヒアリングスキル・プレゼンスキルが培われたと感じます。
- 自身の成長を感じる時や、役立っている実感を得られる時はどんな時ですか?
- 入社当時は、職人さんの要望に対して言われるがままでしたが、今はベテランの職人さんともだいぶ対等に会話ができるようになりました。今は「何を切るのか」「どういう風に工具を使いたいのか」などを丁寧にヒアリングし、要望に沿った使い方や使うべき工具の提案が出来るようになり、感謝される場面も増えたと感じます。
- 仕事での辛いことや大変なところはどんなところですか?
- 入社するまで電動工具には馴染みがなかったので、製品の知識をつけていくことが大変でした。当社はこういう業界なので、もともと機械いじりやものづくりが好きで入社する人が多いのですが、自分はもともとそうではなかったので、特に苦労しました。今でも職人さんの世界は進化し続けていて、新しい工事の仕方や、新しい工材がリリースされています。そういった知識も常にアップデートし続ける必要があります。自身は知識不足で苦労した経験も多い分、他の営業の方以上に知識をつける重要性を認識しています。時にはうまく対応できないときが続き、営業先に行くことが辛い時期もありましたが、知識がつくと役に立てる機会や喜んでもらえる機会が増え、自然と営業先に行くことも楽しいと感じるようになりました。
- 5年後自分はどうなっていたいですか?
- 私が、新人時代にお世話になった人たちは、何もわからなかった自分に手取り足取り、営業のことや電動工具のことを教えてくれる、とても頼りになる先輩でした。自分が先輩に感じたように後輩から頼られる先輩になれたらと思います。また、今後も営業を続けていく中で、もっと現場のお客様の生の声を、製品開発に反映出来るようにしたいと思っています。今でも本社に要望書を出したりなど積極的にフィードバックはしていますが、自分が聞いたお客様ニーズや意見がリアルに新製品に反映されたりしたら嬉しいんじゃないかなと思っています。開発側からも「ユーザーの声を聞きたい」と現場見学やユーザーヒアリングの打診が多くあるので、よりお客様ニーズを反映した製品開発は進んでいくのではないかと感じています。
- 学生へのメッセージ、アドバイスをお願いします。
- 当社は「電動工具」という今まであまり馴染みのない業界かもしれませんが、長年お客様から使用し続けていただけているメーカーです。多くの製品を一から覚えていくことは大変だと感じることもあると思いますが、一緒に頑張って電動工具で日本を盛り上げていきましょう!